SHIINBLOG

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仄冥い鏡の底から

……だめね、人間も、こうなっては、もう駄目ね。私たちの知っている玄ちゃんは、とても素直で、よく気がきいて……あれで顔が良くて社交的で仕事が出来て集中力がもう少し持続して人の顔と名前をすぐ忘れる事がなくて痛風がなくてゴルフさえ上手ければ……神様みたいないい子でした。

小松エメル氏の新作はまだか

最近ちょっと注目していた小説家、小松エメル氏の土方歳三を主人公にした小説が3月に出るというので期待していたのですが、公式ツイッター見ると来春刊行予定に変更されてました。の、延びてやがる。

 

というわけで、新選組小説…とりわけ土方歳三を主人公としたものは色物含め(火星の土方歳三とか…)だいたい読んできた私が面白いと思う小説でもあげていきますね。

燃えよ剣〈上〉 (新潮文庫)

燃えよ剣〈上〉 (新潮文庫)

 
新選組血風録 (角川文庫)

新選組血風録 (角川文庫)

 

 まあこの辺はベタですが。

でも、2000年代に入るまでの新選組小説で特別に面白い物ってほとんどないんですよね(※個人的な感想です)。無難に読める物は多いのですが、わざわざ読み返すレベルの物は稀。

そういや割と評価の高い輪違屋糸里は登場人物の台詞がダラダラと長すぎて途中で投げました(本当に非道いんで、読んでない人は是非!)。上下巻になってますけど、あれ外人が訳したら一巻に纏まると思う

 

黒龍の柩 (上) (幻冬舎文庫)

黒龍の柩 (上) (幻冬舎文庫)

 
新選組 幕末の青嵐 (集英社文庫)

新選組 幕末の青嵐 (集英社文庫)

  
地虫鳴く―新選組裏表録 (集英社文庫)

地虫鳴く―新選組裏表録 (集英社文庫)

 

北方謙三氏の黒龍の棺は何かもう凄いの一言(小並感)。

木内昇氏はもう一冊くらい新選組で書いてくれるかと思ったのですが…というか、今でもお待ちしてます。

 

箱館売ります(上) - 土方歳三 蝦夷血風録 (中公文庫)

箱館売ります(上) - 土方歳三 蝦夷血風録 (中公文庫)

 

上記の作品には一歩劣るけど、ガルトネル開墾条約事件をテーマにしたというだけで勝ちと言えなくもない。富樫倫太郎氏は他にも函館時代の土方歳三の出る小説を書かれていますが、これが一番かな。

 

夢の燈影 新選組無名録 (講談社文庫)

夢の燈影 新選組無名録 (講談社文庫)

 

で、小松エメル氏の小説。

こちらも上記の作品レベルの傑作とは言えないまでも、久々に読める新選組小説を書く人が出てきたなぁ、という印象。

「総司の夢」は期待してた程ではなかったので、次に期待。

 

人魚ノ肉

人魚ノ肉

 

番外編。

新選組隊士が人魚の肉を食べて化物になる話…と書いたらファンタジーですけど、どっちかというとホラーかなぁ。でもちゃんと新選組小説してるという怪作。

こんなタイトルなので、これが新選組小説だと気付いたのは発売から大分経ってでした。

 

今は週刊新潮で連載中の京極夏彦氏の「ヒトごろし」が早く単行本にならないかと楽しみです。まだまだ先でしょうし、どこで終わるのかも未だはっきりしないのですが。

最初ペースが遅かったので、てっきり芹沢暗殺くらいで終わると読んでいたのですが、いつのまにか油小路間近。もしかして五稜郭までやる気なのか…?